BLOG

CPR Lectures 2022/1/4

みなさん、こんにちは!

本日の授業内容は、CPR (Cardiopulmonary Resuscitation)の座学でした。CPRはシンプルですが、一番大切な手技の一つです。

 

インストラクターは、6年間のパラメディックとしてのキャリアがあり、AHA (American Heart Association)インストラクターの方からの講義でした。

 

内容としては、CPR、高度気道確保、オピオイド中毒、窒息でした。AHA BLS(Basic Life Support)のビデオを使用しながら、授業(オンライン)が行われました。

こう言うのか!医療英語

Jaw-Trust Maneuver:下顎挙上法

Head Tilt-Chin Lift Maneuver:頭部後屈あご先挙上法

Carotid artery:頸動脈

Brachial artery:上腕動脈

Sternum:胸骨

Team Dynamics

CPRに限らず、Team Dynamicsは円滑に救急医療活動を行う上で不可欠な項目です。CPRには6つの役割が存在します。Airway(気道確保担当者), Compressor(胸骨圧迫者), AED/Monitor Defibrillator(除細動担当者), Administer Medications(薬剤投与担当者), Timer/Recorder(記録者), Team Leader(リーダー)です。しかし、人員が限られる病院前救護の場合、患者の転帰を左右するAirway, Compressor, AED/Monitor Defibrillatorが最も優先されます。患者に最高の救急医療を提供できるように、日々のトレーニングが必要です。

CCF

CPRの仕方は、割愛しますが、ここで一番大切なのは、CCF (Chest Compression Fraction)です。全体のCPR時間から、胸骨圧迫を行った時間を割合で表示した指標ですが、これを80%以上にする必要があります。

オピオイド中毒

アメリカでは、オピオイド中毒が問題視されています。過剰摂取により副交感神経優位になり呼吸数低下、呼吸停止、意識障害等が生じ、処置が遅れると死亡します。そのため、AHA蘇生ガイドライン2020では、BLSにナロキソン (Naloxone)の経鼻投与が承認されています。もちろん、EMTが行えますし、一般市民も行うことが可能です。しかも、薬局で購入できるとか、、、

 

本日は、2時間半に渡り、座学を行いました。現場で働いているインストラクターから現場の話を聞けるのは、とても良いと思いました。授業でもたくさんの質問が飛び交っており、とても良い雰囲気で授業が行われているなと感じました。

明後日、初の対面でCPRトレーニングを行います!