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EMT Ch15 -Medical Overview- 2022/1/31

こんにちは、今週最初の授業は、「Medical Overview」でした。
今週から、内因性疾患の各論に入りますので、その概要のような内容でいした。

傷病者観察をフローチャートに沿ってどのように内因性疾患傷病者にアプローチしていくかや、感染症について学びました。

感染症経路や感染源の潜伏期間、症状などを紹介されました。
内容としては、救急救命士標準テキストと同じでしたね。

陸上搬送

EMS搬送には、大きく2つに別れますね、
ひとつは、陸上搬送。
これは救急車での搬送です。
都市部や近・中距離搬送はこれで可能です。

インストラクターから、教わったんですが、救急搬送において重傷患者のみサイレンと赤色灯を点けて緊急走行するそうです。軽症の場合は、搬送時のリスクを考えて、安全運転(サイレンや赤色灯はなし)をするそうです。

航空搬送

傷病者が外傷性ショックや脳梗塞の可能性があり、外傷センターや脳卒中センターへの搬送が必要な場合や、長距離搬送の場合は、航空搬送が用いられます。

ワシントン州では、ワシントン州北側で医療を提供しているAirlift Northwestがあり、ここでは、フライト看護師2名で活動しています。
ワシントン州南側は、民間救急ヘリとして活動しているLife Flight Networkがあり、ここはフライト看護師とフライト救命士が活動しています。

ワシントン州では、外傷センター(レベル1)は1施設しかなく、重傷外傷・重傷熱傷が搬送されます。

ここで、外傷センターの施設ごとの機能をご紹介します。

Level 1

外傷治療の三次医療機関を指します。
ここでは、予防治療からリハビリまで全過程の医療を提供することができます。
24時間体制で以下の診療科による専門救命処置が可能
救急、整形外科、脳神経外科、麻酔科、放射線科、内科、形成外科、口腔外科、小児科
外傷治療の継続的な教育が可能
重傷外傷患者受け入れ要件を満たしている 等

Level 2

全ての患者の根本治療が可能な施設。
24時間体制で以下の診療科による専門救命処置が可能
救急、整形外科、脳神経外科、麻酔科、放射線科
(心臓外科、血液透析、血管縫合などの三次医療は、レベル1外傷センターに紹介する場合がある)
外傷治療の継続的な教育が可能

Level 3

迅速な評価、蘇生治療、手術、集中治療、外傷患者の安定化および緊急手術を提供する医療機関です。
救急医による24時間の対応と、外科医と麻酔科医の迅速な対応が可能
レベル1や2からの集中治療の目的での受け入れ
地域病院のバックアップケア
外傷治療の継続的な教育が可能

Level 4/5

外傷患者の評価、安定化、および診断機能を提供する医療機関です。
外傷後の生活支援プログラムを提供する能力を有している。
外傷専門看護師、医師が常駐
可能な場合、手術、救急医療を提供する

ワシントン州の外傷センターの一覧です。
(リンクはこちら
レベル1外傷センターに指定されているのは、Harborview Medical Centerのみです。
小児の外傷に関しては、基本的には、Children Hospitalがケアします。