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パラメディック科入学決定!! 2022/4/19

こんにちは!
EMTの小玉です!笑
実は、もう一つ大切な報告があります。
それは、今年の夏学期から始まる、パラメディック科に入学が決まりました!
当初の予定では、来年入試を受験する予定でしたが、なんと今年受けれることになりました。
今回は、なぜ受験出来たなのか、そして入試の詳細内容をご紹介します。

なぜ受験出来たなのか

TCCのパラメディック科の入学条件は以下が定められています。

  • 有効なEMTの国家資格またはワシントン州の資格のいずれかを取得している者
  • ENGL/101以上のスコアまたはENGL/95でC以上の成績を修めた者
  • MATH85以上のスコアまたはMATH/95でC以上の成績を修めた者
  • BIOL175または170 (Human Biology) でC以上の成績を修めた者
  • HIT130 (Medical TerminologyⅠ) でC以上の成績を修めた者
  • EMTとしての現場経験が少なくとも1年ある者

EMTの資格は、国家資格を取得したので、問題ありません。
ENGL/95は、今学期履修しているため、無事に単位を取得できれば、問題ありません。
MATHは、EMT履修の際に、Placement Testにおいて、基準以上のスコアを取得したので、問題ありません。
BIOLとHITは、日本ですでに履修をしていたため、単位移行措置を行い、問題ありませんでした。
EMTとしての経験ですが、アメリカでも経験は私はありません。
が、日本での経験があります。
パラメディック科の教授が、ワシントン州保健省に問い合わせてくれました。
その答えは、国に関係なく、経験年数がカウントすることができるという回答でした。
これは、びっくりですよね。
当然、アメリカでEMTの経験をしていた方が良いに決まっていますが、これはラッキーでしたし、教授も大学側も初めて知ることができたと言っていました。

というわけで、なんだか今年のパラメディック科の入試を受験する資格があると判断されました。
入試の2週間目でした。。。
ちなみに、入試は、EMTの国家試験の前の話になります。

 

入試内容について

教授から、一斉メールで以下のような入試の案内がありました。
入試の選考は、以下の手順で行われました。

  • 1次選考:国家試験形式の問題
  • 2次選考:スキルチェック
  • 3次選考:ケーススタディー


1次選考;国家試験形式の問題

EMTレベルの国家試験100問が出題され、90分で解く。というものでした。
そして、80%以上の正答率が必須で、基準点以下の場合、不合格となります。
90分で100問?!80%以上?!
私には、英語を早く読む力も問題を正確に解く力もありませんでした。
これは、、、ヤバい。
死ぬ気で勉強しました。
落ちたら、帰国。
そう考えていました。
勉強した結果、100問は70分程度で解けるようになりました。
試験当日、指定されたZOOMで教授と繋ぎ、全員カメラオンにした状態で、オンラインで問題を解いていくスタイルでした。
結果は、100問解答するとすぐに出ました。
結果は、86%でなんとか突破。。。
変な汗が止まりませんでした。
ひとまず一安心です。

2次選考:スキルチェック

次は、スキルチェックです。
EMTとして現場活動ができるのか、評価されました。
内容としては、以下の3つのシナリオを行われました。

詳細な内容は明かされずに、当日を迎えました。
持ち物は、IDと聴診器のみでした。
この日が初めて対面で受験生に会う日でした。
混雑を避けるため、午前と午後に別れ行われ、私は午前のグループでした。
周りを見る限り、みんなベテランのEMTのように見えました。
数人は、同じ所属から受験しているようでした。
順番は、くじ引きで決められ。
外傷→内因性疾患→ニトログリセリン投与の順番で行われていきます。
実施場所は、2つあり、それぞれ評価者とパラメディック学生が患者役を行っていました。
事前に評価表が公表されていましたが、私はEMT科を終了したばかりだったので、そのままやれば良いと思っていました。

以下が想定内容です。

①外傷

通報内容:20歳代男性、墜落
初期評価:ショック
詳細観察:左腹部に打撲痕、圧痛あり
処置:ショックマネージメント

 

②内因性疾患

通報内容:64歳男性、胸痛
初期評価:そこまでショックではない
詳細観察:心臓痛と鑑別、肺音正常
処置:アスピリン投与

 

③ニトログリセリン投与

ここでは、投与手順を行うだけでした。

以上の3つのシナリオを行い、その日の夕方にメールが届きました。

無事に上位30人に入ることができ、3次選考に進みました。

 

3次選考:ケーススタディー

最終試験は、30人から上位24人に絞られ、24人が入学許可されます。
最終試験内容は、症例検討です。
今まで経験した症例からプレゼンをするという内容です。
事前に、ルーブリック評価表が共有され、これを基にスライドを作成しました。

私は、日本の救命センターで経験した症例を提示しました。
当日、教室には1人のインストラクターがおり、5分間のプレゼンを行いました。
5分経過すると強制終了と、開始前に通告されました。
パラメディックは時間管理も行わないといけないので、そういう点も見ているのかと思いました。
無事に5分以内に終わり、質問タイムかと思ったら、そんなこともなく終了しました。
終わった直後の感想は、「やるだけできた。多分受かった。」と思っていました。

次の日、メールが届きました。

まさか、まさかの合格
今年の6月21日からパラメディック学生として1年間勝負します!
楽しみの半分、恐怖です
なぜなら、英語力が確実に足らない点現場経験が足らない点です。
しかし、合格できたのは、それらの点は問題ないと評価されたと信じてます!
また、6月からどのように始まるのか、ご紹介していきます!!