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EMT Ch1, 2 2022/1/10

こんにちは
EMTプログラム2週間目が開始しました。今日から、教科書の内容が開始しました。本日は、Ch1: EMS Systems (P.2-29), 2: Workforce Safety and Wellness (P.30-84) の講義でした。今回は、この中から、厳選してご紹介します。

Ch1: EMS Systems

Ch1の目次を紹介します。

このチャプターでは、EMSの資格についてご紹介したいと思います。以下の写真のようにEMSには、たくさんの人が傷病者のために活動します。

EMSの現場には、以下の4つの資格が活躍しています。

  • EMR (Emergency Medical Responder)
  • EMT (Emergency Medical Technician)
  • AEMT (Advanced Emergency Medical Technician)
  • Paramedic

EMR (Emergency Medical Responder)

EMRは、消防士、警察官、スキーレスキューなど様々なファーストレスポンダーのことを指します。彼らは、EMTが到着するまでBLSを提供します。EMRは、50-80時間のトレーニングを経て、知識・技術を習得します。

EMT (Emergency Medical Technician)

EMTは、私が今勉強している資格です。彼らは、150-200時間のトレーニングを経て、知識・技術を習得します。EMTは、デバイスを使用して、BLSを提供しながら、傷病者を搬送します。

AEMT (Advanced Emergency Medical Technician)

AEMTは、EMTに加えてIV (Intravenous Therapy: 静脈路確保)、IO (Intraosseous Therapy: 骨髄路確保)、高度気道確保、数種類の薬剤を施すことができます。彼らは、200-400時間のトレーニングを経て、習得します。

Paramedic

Paramedicは、1000-2000時間のトレーニングを経て、AEMTに加え、Intubation (気管内挿管)や数十種類の薬剤を習得します。彼らは、現場では、医療行為の最高責任者として、活動します。

この4つの資格を紹介しましたが、すべての州、すべての消防機関に4つの資格があるわけではありません。各資格は、国家試験に合格し、州の資格試験に合格するとその州で、資格を活かすことができます。その後、各機関のプロトコル試験に合格することで、やっとその資格として働くことができます。私がいるワシントン州では、主にEMTとParamedicが活動しております。アラスカ州や、カリフォルニア州は、EMTの中でレベルが分かれており、EMT1-3などが存在します。ニューヨークがある東海岸では、AEMTが活躍しており、それぞれの資格が活かされています。さまざまな特徴があるのも、米国のEMSならではなのかもしれませんね。

 

Ch2: Workforce Safety and Wellness

Ch2の目次を紹介します。

このチャプターでは、EMTとして、生活習慣や、活動時のことを紹介しています。

PPE (Personal Protective Equipment)は、コロナ禍の前から重要視されています。EMSのPPEには、手袋、目の保護、ガウン、マスクが含まれますが、手袋と目の保護は、コロナ禍以前でも必須となっていました。PPEは、着衣より脱衣の方が感染する可能性が増すことがいわれており、的確に脱衣することが求められます。コロナ禍において、以下のような着脱衣をする必要があります。

 

Wearing personal protective equipment in response to COVID-19/Seattle Fire Department

Demonstration of Doffing (Taking Off) Personal Protective Equipment (PPE)/Centers for Disease Control and Prevention (CDC)