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学校規模について

学校規模について

アメリカの大学には4年制大学(four-year college)2年制大学(two-year college)の2種類があります。

 

4年制大学

4年制大学とは、日本でいう「大学」にあたります。

通常4年間の学部課程で、修了すると学士号(Bachelor’s Degree, B.A./B.S.)が得られます。

一般的に1~2年次に教養科目(general education/liberal art course)を中心に取り、2年次後半から3年次前半までに専攻(major)を決め、3~4年次にその専門科目を取って卒業に必要な単位数を満たし、学位を取得することができます。

また、4年制大学には、大きく分けて、⑴一般教養全般に主眼を置き学部課程での教育に力を注いで大学院進学に備えている大学(liberal art college)、⑵大学院課程を備えている総合大学(university and college)、⑶専門/単科大学(specialized college)があります。

 

2年制大学

2年制大学とは、日本でいう「短大」にあたります。

通常2年間の学部課程で、修了すると準学士号/短期大学士号(Associate of Arts / Science degree, A.A./A.S.)が得られます。

さらに、2年制大学には、⑴公立2年制大学(Community College)と⑵私立2年制大学(Junior College)があります。

 

公立2年制大学(Community College)

公立2年制大学(Community College)は、コミュニティカレッジと呼ばれ、主に地域住民の税金より公立大学として運営され、地域住民(コミュニティ)を対象とした多様な教育内容を、低価格で提供している。

コミュニティカレッジは、基本的に”open admission”、つまり「必要最低限の資格を満たせば、誰でも門戸を開く」という理念の下に運営されています。

 

職業教育コース(occupational/vocational/technical program)

すぐに仕事に就くための実践的教育を行う。EMT(Emergency Medical Technician)、Paramedicのコースはここにあたります。

 

進学コース(transfer/general education program)

2年制大学では、4年制大学の教養科目レベルが提供されています。

2年間の一般教養課程を修めた後、同じ州内の4年制大学の3年次へ編入することを目的としています。

articulation agreementと呼ばれる編入・進学するための成績条件(GPA)が各大学間協定で定められており、編入するためにはその条件をクリアする必要があります。

 

私立2年制大学(Junior College)

私立2年制大学(Junior College)は、ジュニアカレッジと呼ばれ、独立した組織によって運営されているものと、宗教関係団体によって運営されているものとがあり、おおむね小規模です。

ジュニアカレッジは、主に4年制大学への編入を想定した進学コースを提供しており、中には編入率が高い大学もあります。

授業料は一般にコミュニティカレッジより高額です。

 

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