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EMT Ch12, 13 2022/1/25

こんにちは、今日も盛りだくさぁ〜ん!
って、よく言ってる先生がいたなぁーと思いながら、、、
今日は、Ch12薬理学とCh13ショックという、、、
薬理学は、日本で、人の2倍授業を履修したので、理解には困らないだろうと、、、!


今でもお守りがわりに教科書を持っています笑
ショックも臨床経験があるので、想像できるだろう、、、。
しかし、日本の病院前救急医療と比べると、使用できる薬剤がたくさんあるし、バイタルサインが安定していない傷病者は、早期搬送せずに現場で安定化を試みます。
そのような違いがある中での、今回の授業でした。

Principles of Pharmacology

薬理学です。
薬剤の作用の仕組み(レセプターと結合したり、ブロックしたり、、、)や、薬剤の投与法、それぞれの薬剤の作用・適応・禁忌・副作用などを学びました。
EMTが投与、補助投与ができる薬剤は、以下の通りです。

Aspirin
(Bayer)
アスピリン
Ipratropium
(Atrovent)
イプラトロピウム臭化物
Epinephrine
(EpiPen)
アドレナリン(エピペン)
Naloxone
(Narcan, EVZIO auto-injector)
ナロキソン
Nitroglycerin
(Nitrostat, Nitromist)
ニトログリセリン
Oral glucose
(Glutose)
ブドウ糖
Oxygen酸素
Acetaminophen
(Tylenol)
アセトアミノフェン
Diphenhydramine
(Benadryl)
ジフェンヒドラミン塩酸塩
Ibuprofen
(Advil, Motrin, Nuprin)
イブプロフェン

こう見るだけでも多いですね。
Paramedicは30種類以上の薬剤を用います。


さて、薬剤の投与方法から、見ていきましょう。

  • Sublingual(SL) -舌下投与
  • Per recutum(PR) -経直腸投与
  • By mouth(PO) -経口投与
  • Intravenous(IV) -静脈内投与
  • Intraosseous(IO) -骨髄内投与
  • Inhalation -吸入
  • Intranasal(IN) -経鼻投与
  • Intramuscular(IM) -筋肉内投与
  • Subcutaneous -皮下投与
  • Transcutaneous -経皮投与

オレンジで示したものはEMTが使用する投与方法です。
青は、Paramedicがオレンジに加えて使用できる投与方法です。

それぞれ、作用する時間が異なります。
最も早いのは、IVとIOです。
IVは、濃度が濃い薬剤を直接的に投与することができます。
IOも同じく、速度が速く、IVが確保しずらい状況(心肺停止傷病者、ショック傷病者)に対して、用いられます。
IMも速く作用しますね、アナフィラキシーに対して、エピペンを用います。


キング群では、アンプルから薬剤を吸い上げ、投与します。
元々、EMTはIMが可能なため、コロナ禍でのワクチン接種は、EMTが主に行なっていました。
ついで、SL、PR、Inhalation、INも速く作用する分類になります。
SLは、胸痛を呈する心疾患疑いに対するニトログリセリンを舌下にスプレーします。


INは、オピオイド中毒に対するナロキソン投与を行います。

投与するときに、しっかりとダブルチェックします。
年間1万件の薬剤投与に関するインシデントが発生しています。
インシデントを発生させないためにも、パートナー同士での確認が必要です。

Right Patient
Right Medication and Indication
Right Dose
Right Route
Right Time
Right Education
Right to Refuse
Right Response and Evaluation
Right Documentation

オレンジ色にした項目は、必ず確認したいところです。
現場や救急車内でも「何を」「どのような経路で」「誰に」「なぜ」投与するか口にしてから投与しています。

それぞれの薬剤の適応や、禁忌、副作用などを理解していないと、現場では通用しません。
そして、傷病者に投与するときに説明しなければなりません
しっかりと知識を固めていかなければなりませんね。

ショックは、次へ!

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