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EMTとして救護に参加!2022/5/13-15


こんにちは!
先日、初めてアメリカで救護をしました!
経緯としては、大学院生の時、”Airlift”という医療ヘリの同乗実習を行なった際によくしてくれたフライトナースさんに大会の2日前に誘われて、急遽参加することとなりました。
場所は、私が暮らしているタコマから車で5時間のところに位置するWinthropという街でした。
車で5時間!?と思われるかもしまれせんが、アメリカでは普通です。
昨年の夏にサンディエゴに車で行った時は、20時間以上かかりました。
大会は、山の中を走る「トレイルレース」です。
土曜日の朝5:30から夜9時まで行われるということで、前泊を含め、2泊3日の行程になります。

朝、10時前に出発し、途中一回のトイレ休憩を挟んで、無事に到着しました。
見てください、このダウンタウンを!古き良きアメリカがいまだに残る街並みです。

チェックイン!

さて、時刻は15時付近、チェックインをしましょう。
今回予約した場所は、ダウンタウンから車で3分ほどのところにある”Virginian Resort“というロッジタイプの宿泊施設です。


ここで問題が発生!!
なんと私の名前が予約に入っていないと言われまいした!
「そんわけはない、予約したメールがある」と見せても、予約がないと言われました。
これはピンチ、この小さな町で、土日泊まれる場所があるわけながい、ヤバいな。。。と焦っていました。
フロントの人に、「予約日あってるよね?」と言われたので、メールをもう一度確認してしてみると、、、

なんと、8月の予約と取っていたみたいでした、、、笑
自分のミスでしたが、いやーーーヤバいなと焦りました。
しれっと、フロントの人にレースの救護で来てるんだよ、、、って言ったら、
なんとスペアルームがあると!?
ホテルのマネージャーに確認してくれて、見事OKということで、部屋を借りることができました。
いやーーー、命救われました。
と、いうわけで、無事にチェックイン。
部屋は、素晴らしいくらい素敵な部屋で、なんだか軽井沢の別荘のような部屋でした(別荘ないけど・・・)。

ハイキング!

と、いうわけで、無事にチェックインを済ませ、ハイキングに行きます。
ここは、キャンプやハイキングなどアウトドアを楽しむことができる街です。
今回登ったのは、”Patterson Mountain“という山です。
この付近の山で、木が生い茂っているわけではなく、背の低い植物がたくさんありました。
訪れた時期が少し遅かったですが、春には満開のひまわりとラベンダーが広がるみたいです。
2時間くらいで往復できました。
とても歩きやすい道でした。


夕食は、ダウンタウンにあるメキシコ料理屋さんでテイクアウト。


そして、アイス屋さんにも寄り、シングルアイスをゲット、この大きさでシングルか、、、さすがアメリカ。


そしてメニューの看板にはたくさんのワッペンが!店員に聞いてみると店長のコレクションらしいです。


部屋に戻り、夕食をいただき、シャワーを浴びて、速攻で寝ました!
だって明日は、4時起きだから。

救護当日!

さぁ、くっそ眠い中、大会会場へ向かいます。
大会開始20分前ほどに到着し、主催者に挨拶し、今回は、救護本部での活動になりました。
参加ランナーは、75人程度でした。
救護として登録している有資格者は、EMTの私と、フライトナースの二人だけ、、、笑
主催者曰く、現場に医療者がいるだけで安心するし、もし何かあった時に、指示を仰げるから助かると言っていました。
レースは、50マイル(80キロくらい)を山道を駆け回るレースです。早い人でも7時間以上かかるレースです。
救護所を設営するために資機材をゲット!
開封してみると、よう分からんものがたくさんありましたが、全て調べました。
日本では、絶対ない、イブプロフェンアスピリンが当然のようにありました。
最大投与量と禁忌など調べておかないと大変なことになります。


7時間を超えたあたりで、トップランナーがゴールし、ポツポツと他のランナーもゴールました。
最終的に14時間くらいで全てのランナーが到着しました。
みんな、普段からトレーニングしているので、平気な顔でゴールします。
私じゃ考えられない笑


当日は、10℃以下であり、雨も時々降る状況でしたので、低体温も考慮していました。
創傷に対して、洗浄するためにペットボトルのチャップに穴を開け、シャワーチャップを作りました。

無事に一人も対応することなく、レースを終えることができました。
何もないのが、一番!

大会終了後に、これが相場なの?!と思うほどの報酬をいただきました。
これが、アメリカで国家資格を持っているということなのでしょうか、、、
ありがたいですね。

さて、このようなことで、充実して週末を迎えましたが、来週もこの地での救護依頼を受けましたので、また行ってきます!
大会カメラマンに、激写されました笑

この大会では、参加者やスタッフ、その家族にまで、窯焼きピザのフードトラックが来ており、焼きたてのピザをいただきました。美味すぎて、たくさん食べてました笑

来週もここでピザが食べられると思うと、とても楽しみです。